Deskminiとは
そもそもDeskminiとは、ASRock社が発売したベアボーンキットのことです。アスロック?ベアボーン?なにそれ?な人も居るかもしれませんが、訳のわからない中国企業ではなくまとな台湾の会社です。
ベアボーンキットはケース、電源、マザーボード、CPUクーラーがセットになって販売されています。つまり、どこのBTOショップで購入してもこの4点は同じになります。
AMD A300とIntel H310違い
BTOで売られているDeskminiシリーズはAMD A300とIntel H310の2種類です。このためどちらかのCPUを選択する必要があります。
スペックを比較するとAMD A300の方が優れている所が3つありました。
AMD | Intel | |
マルチディスプレイ | 3画面 | 2画面 |
HDMI出力 | HDMI2.0 (4K60Hz) | HDMI1.4 (4K30Hz) |
M.2スロット | 2本 | 1本 |
それでは、Intel H310は買わない方が良いのか?と聞かれれば、利用者の環境次第ではないでしょうか。
ディスプレイを3つ用意して使う予定がなければIntelでも問題ありませんし、4kのディスプレイを使う予定がなければどちらでも良いわけです。
HDMIではなくDisplayPortで接続すればIntelでも4K 60Hz出力が可能です。ディスプレイが対応しているのか確認しておきましょう。
最後のM.2スロットですが、これはNVMe SSDで使用する接続インターフェースです。このNVMe SSDが2個使えるか、1個だけなのかの違いになります。
それとは別にSATA SSD(またはHDD)が2個使えるので、拘りがないのならM.2スロットが1本でも問題ありません。
各ショップのDeskminiのBTOを紹介
ショップ | DeskminiのCPU | 最低価格 |
パソコン工房 | AMD | ¥51,980 |
ツクモ | Intel | ¥56,800 |
サイコム | Intel, AMD | ¥68,520 |
ドスパラ | Intel, AMD | ¥42,980 |
2020年5月28日調べ。
表の通りショップによって取り扱っているDeskminiが変わります。価格に開きがありますが、これはスペックが低い構成で組んだ場合なので参考程度にしておきましょう。
パソコン工房
パソコン工房はSTYLE ∞、LEVEL∞、SOLUTION∞の3タイプに分かれています。よく見てみるとCPU(プロセッサー)やメモリ容量、SSD容量で分けているようです。
どのパソコンもカスタマイズは出来るので、ただ単に多く見せたいだけなのかもしれません。
注意点はパソコンによってカスタマイズ出来る項目が変わるっていることです。パソコンの名称などは気にせずに何が選べるのか確認して自分に合うのを選びましょう。
ツクモ
ツクモは小型ビジネスPCとして売り出しています。パソコン工房とは反対にIntelのBTOのみになります。ツクモの良いところはSSDのメーカーが全てわかることです。欠点はNVMe SSD、容量2TBのSSDやHDDが選べない点でしょう。
サイコム
サイコムはスタンダードモデル(Radiant)の省スペースPCとして売り出しています。
Radiant SPX2700H310はIntel用、Radiant SPX2700A300AはAMD用と分かれていて、カスタマイズでCPUを選択できます。
SSDなどのストレージはツクモと同じくメーカーがわかります。NVMe SSDのラインナップを見るとWDやSamusungの高速なSSDを選択できるのは良いですね。ヒートシンクも付けられます。
ドスパラ
Diginnos mini
ドスパラのBTOはCPU別にわかれており、Intel用はmini Knightとmini Magnateの名称で、AMD用はmini Regulusの名称で販売しています。
他と比べて割安で購入できるBTOだと思います。
ただ、SSDやHDDがどこのメーカーなのか不明だったり、メモリ4GBx2が無かったりとデメリットもあります。