先日、PHISON PS5012-E12S 512Gを購入しました。正直買う予定は無かったのですが、セールに釣られてつい買ってしまいました。
このM.2 NVMe SSDはたぶん市販されていない商品です。検索しても見つけられませんでした。ネットで売っているサイトはドスパラの中古かヤフオクです。
それからドスパラのBTOガレリアでこのSSDが採用されています。このPC Watchの記事と同じSSDです。たぶんドスパラの中古はこれでしょう。
あと、海外のサイトにも似たようなSSDが載っていました。
そんなに怪しくはないSSDだと思いますが、色々なベンチマークテストをして調べてみます。
CrystalDiskInfo 8でステータスを確認
数値を確認すると中古で販売されていたSSDですが、ほとんど利用されていない状態でした。
ガレリアなどBTOに内蔵していたのを外したのでしょうか?ヤフオクに出ているやつも似た状態でした。
今回のテスト環境
- CPU:Ryzen5 2400G
- M/B:Deskmini A300
- MEM:16GB
- Cドライブ:SSD Crucial MX500 500GB
- Dドライブ:SSD PHISON PS5012-E12S 512G
PHISON PS5012-E12S 512Gにはヒートシンクを使っていません。
CrystalDiskMark 8のベンチマークテスト結果
CrystalDiskMark 8.0.0 x64でテスト。シーケンシャルは3,000MB/sオーバーで、私が持っている同容量のWD SN500より高速です。後継モデルのSN550のベンチと比べても速いです。反対にランダムは若干こちらの方が遅いかなでした。
AS SSD Benchmarkのベンチマークテスト結果
AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247でテスト。先ほどのCrystalDiskMarkと同じくシーケンシャルは速いですが、64スレッドのテストは遅い結果になっています。
こちらはコピーテスト。SN500比で1割くらい遅い結果が出ました。むぅ🥺
実際にファイルをPHISON PS5012-E12S 512Gへ転送した結果
Cドライブ(MX500)からDドライブ(PHISON PS5012-E12S 512G)にコピーしたときの画像です。
転送元がSATAのSSDなので足を引っ張ていますが、一般的な数値ですね。
ATTO Disk Benchmarkのベンチマークテスト結果
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1でテスト。ブロックサイズが大きくなるほどこのSSDの限界値に近づきます。ただ、SN500やSN550と比べて4KBから16KBが遅い結果になっています。
PHISON PS5012-E12S 512Gは普通なSSD
飛びぬけた性能ではありませんが、悪すぎることもありません。普通のSSDだと思います。
ドスパラのBTO「ガレリア」にはこのSSDしか選べないモデル(RM5R-G60S)がありましたが、それはそれで良いのではと思いました。(BTOの保証もあるしええやろ精神)
ベンチ中の温度はCrystalDiskMark中に54℃になったくらいです。サーマルスロットリングが発動して性能が落ちることもありませんでした。今は冬なので真夏になったらまた確認したいです。
問題は性能より価格と保証でしょう。
ドスパラで買った場合の中古品の保証は購入日より1週間になっています。ただし、価格は同容量の新品M.2 NVMe SSDと比べて2~3,000円安いです。
何円が妥当なのか分かりませんが、壊れても諦めれる価格ならアリかもしれません。