今年購入したOWL-PCSPS3U3U2はUSB3.0に対応した変換アダプターです。大急ぎで必要になったため直接お店に行って購入しました。
HDDを繋いで無事にファイルのコピーができたのは良かったのですが、先日SSDでベンチマークテストをしたら数値が遅い箇所があったのを知りました。
結果から述べるとUASPで動作していないせいだと思われます。その辺の話を交えて解説していきます。
OWL-PCSPS3U3U2の使い方
USB3.0-SATA変換アダプターとACアダプター(2A)が入っています。
SSDはACアダプターなしでも動きます。つけても動きます。
3.5インチHDDやDVDなどのドライブ類はACアダプターがないと動かないと思われます。変なエラーや動作中に転けたりする心配をしないためにもACアダプターは使った方が良いでしょう。
画像はSSDを取り付けたものです。ガチャポンパッ!どころかガチャっと接続するだけで終わります。
ケースが無いため剥き出しですが、このまま使って問題ありません。付属品に保護パッドがあるのでそれを敷いて使いましょう。
変換アダプターについている緑色のランプは通電すると光、通信すると点滅します。
OWL-PCSPS3U3U2使用時のSSDベンチマークテスト
画像はCrystalDiskMark 7.0.0 x64でのテスト結果です。USB3.0に変換しているのでこんなもんかという印象でした。
しかし、ここでおかしいことに気づきます。
RANDAM 4K Q32T16が遅くね?(3段目の数値)
こちらのベンチマークテストは先日記事にしたガチャポンパッ!mini3.0の結果です。
RANDAM 4K Q32T16は130MB/s前後の速さです。
SSDも計測したパソコンも同じ環境なのに何故差があるのか?
UASPで動いてくれない
冒頭でも書きましたが、原因はUASPで動いていないからだと思われます。
UASPに対応していると転送速度が上がります。ということはOWL-PCSPS3U3U2はUASPに対応していないのかもしれません。
デバイスマネージャーで確認すると、UASPに対応しているmini3.0はUSB接続SCSI(UAS)と表示されますが、OWL-PCSPS3U3U2は表示されませんでした。
箱にも公式サイトにもUASP対応と書かれていないので、そうなんだと思っていましたが、何故かAmazonのページには「新IC UASP対応 ガチャポンパッ!でデータ移動 OWL-PCSPS3U3U2」と記載されているんですよね。
古いのを掴まされたとも考えましたが、購入したのは今年ですし、2015年のメディアの新商品の紹介記事には「UASPをサポートしている」と書かれているのでよくわかりません。
ファームウェアを変えてみたものの
ふとファームウェアをアップデートすれば動くんじゃね❓と閃いて調べてみました。別機種ではありますが、速度が向上した話をチラホラと見かけました。
よっしゃ!自分もやったるでーと思い最新のASM1051ファームウェアを入れましたが駄目でした。ベンチの結果も変化ありません。古いファームウェアを入れても駄目。しかも副作用として本体のランプが点かなくなるおまけつき!
ここで僕は諦めました。
ファイルコピーのテスト
いつもの約46GBあるフォルダをコピーテスト。ガチャポンパッ!mini3.0と同じく300MB/sで推移しました。ベンチでは遅かったものの実践では差がない結果です。
OWL-PCSPS3U3U2まとめ
テストではSSDを使いましたが、実際はHDDをコピーするために購入したので結果には不満ありません。
バックアップする機会が少ないので使用回数も数えるくらいしかありませんが、エラーも出ず使えています。
気になるのはハズレを引いた人がいる点です。認識しない、壊れた、焼けた臭いがしただのレビューもあるのでOWL-PCSPS3U3U2はおすすめしずらいです。